2019-07-03 刎頚 小説 君がここにいないのに何を言われても 不安定で不満で どうせすぐ忘れるなら ゆっくりなんて要らないから 愛だけそこに保存して 起きてからじっくり味見するの ぬか喜びなんてさせないでよ ちゃんと一番近くで感じてるから 理解できないなら初めての概念を楽しんで 刃物持ってくから包帯を頂戴 個人主義の愛を反芻しましょ いきなり突くなんて卑怯なの もっと優しく愛撫して 息ができないくらいのキスで逝きましょう