絶望と欲望と杏子

Questa è la vita.

昨日が消滅した日のこと

駅の構内を歩いていたら中学生の修学旅行の列に紛れてしまって、あららと思ったけれど通路が小さくて抜けられなくて仕方なく中学生と歩幅を合わせて歩いた、すると自分も中学生になった気持ちになって気持ちになってというか実際に中学生になっていてクラスメイトと一緒にてくてく歩きます先生の指示に従ってください、男子は先生の指示に従ってガソリンを給油してください、学級委員長がそう叫んだので僕はガソリンを給油しにいきました、でもどうやって給油するのか分からなかったので隣にいた男子に話しかけたら明日からどうしようと寂しそうな表情で言われたのでそうだねと返してガソリンの給油ノズルを男子の口の中へ入れてスイッチを押しました、ごくごくガソリンを飲む友達は元気になっていったけどとうとう友達じゃなくなってしまったので落ち着きませんでした、他の友達が「明日よりは」と言ったので図書館へ向かおうとすると図書館は閉鎖されていて「民間人ハ許可証必須」と書かれている看板があったんだけども図書館で勉強したい僕はその欲望が強かったのですどうしても、欲望の限りを尽くし柵を飛び越えたところ足元にはニワトリが6羽くらい唸っていてニワトリに餌をやっていたら大きくなって大きくなって大きくなって日陰ができて涼しかったです読書にぴったり、夏の暑い中でもきちんと本を読むことができたのですっかり熱中してしまいましたニワトリはとても穏やかに朝が来るのを待っていたので一緒に寝ることにしました寝たのは2年ぶりだったのですがとても気持ちよかったです、熱帯夜が明けてまた修学旅行の列に紛れに行くと「革命が起こりましたので皆おわりです」と先生が仰ったのでその通りになりました。